前へ
次へ

インフルエンザワクチンの仕組み

インフルエンザの予防に使用されるワクチンは、基本的に鶏の卵をベースにして作られています。
殻の中で数日をかけて増殖させたウィルスに薬品を使い、不活化という感染力のない状態にしたものがワクチンになります。
それを身体の中へ入れて免疫を作り、感染しにくいようにします。
ウィルスは非常に数が多く、ワクチンも開発されていて、中には一生に一度接種したら感染しなくなるものもあります。
しかしインフルエンザは特殊性が高く、毎年のように変異して異なるタイプになります。
そのためひとつのワクチンだけでは対応することができず、ワクチンを毎年接種しなければなりません。
ワクチンはその傾向を様々な機関や組織が一丸となって突き止め、有効なものが作られます。
ワクチンを接種すると副反応といって、熱が出たり喉が痛むなどの症状が出ることがあります。
しかしインフルエンザにかかったときの症状と比較すると軽いものです。
また感染を完全に予防できないこともありますが、それでも症状の軽減が期待できるため、辛い思いをしたくなければ積極的に接種した方が良いです。

Page Top